おたがいさま水戸

「おたがいさま水戸」って???

少子高齢化を迎え、日常生活において見守りやちょっとしたお手伝いといったニーズが更に増えていきます。
とりわけ高齢者は介護保険制度に則ったサービスだけではなく、柔軟で多様なサービスが求められています。
そのため多くの組織が連携し、地域の誰もが安心して利用できる新しい組織「おたがいさま水戸」を設立しました。

2015年度の介護保険制度改定に伴い、在宅における生活支援サービスのニーズが高まることが予想され、茨城保健生協やいばらきコープ、パルシステム茨城 栃木が連携し、それぞれができることで力を合わせれば、新しい事業として困っている人は誰でも利用できるしくみをつくることができるのではないかと検討がスタートしました。
2016年7月には「助け合い活動を考える講演会」と題し、新たなしくみを視野に入れた助け合い活動を検討していく背景や考え方・目的や今後のすすめ方等について、各単協役職員・助け合いの会メンバーを交えた合同のキックオフ学習会を茨城 県生協連主催でおこないました。
2017年4月には、先進的に「おたがいさま」の取り組みがおこなわれている生協しまねとコープぎふを訪問し、立ち上げに至った経過や取り組みの現状、具体的な活動内容などをお聞きし、茨城県における組織づくりの参考とさせていただき、水 戸市や水戸市社会福祉協議会に協力をいただきながら設立に向けた準備をすすめました。
2018年4月と5月の2回にわたり「地域連携フォーラム」及び「おたがいさま水戸活動説明会」を開催し、この取り組みの大切さをみんなで確認するとともに、「おたがいさま水戸」への参加協力を呼びかけました。

2015年度の介護保険制度改定に伴い、高齢者の日常生活において介護までは至らない見守りやちょっとしたお手伝いといった支援のニーズが増えることが想定されます。人それぞれの生活状況によってニーズの内容は異なるため、制度基準に 則ったサービスだけでなく、日常生活に寄り添った柔軟で多様なサービスによる支援が求められてきます。
市町村が実施主体となる新しい総合事業では、従来の予防給付相当のサービスに加え、介護予防・日常生活支援サービス事業の展開が進められますが、このサービスの担い手は、介護事業者だけでなく、その他の民間事業者によるサービスから地域住民同士の互助によるボランティア活動まで幅広く位置付けられています。
そんな状況の中で、生協は誰もが安心して暮らし続けられる地域社会づくりにおいて大きな役割と可能性を持っています。生協の中での助け合い活動から、地域から求められる助け合い活動として、組合員がこれまで培ってきた「困ったときはお互いさま」の協同の精神と力を広く地域社会へ活かしていくために、多くの組織が連携し特徴の異なる力を活かし合いながらが、幅広い生活支援のニーズに対応し、困っている人には誰にでも手を差し伸べられる新しい生活支援事業「おたがいさま水戸)」を立ち上げます。